なぜ国民民主党を支持するか

私が国民民主党の支持者であることは、ある程度ツイッターを見てくれている人なら知っていると思う。選挙まで間があるうちに、その支持する理由を書いておきたい。

 

おおまかにいうと以下2つになる

①時間をかけてでも政権をとれる政党を育て、自民党立憲民主党がもたれあう政治の構造を打破したい

②その政党は政権をとれるだけでなく、政権運営をするに足る政策を持っている必要がある。

 

現状、国民民主党はこの①②にともに合致すると思っているのが支持する理由である。

 

①②について少し説明する。

①について、(知っている人には今更過ぎる説明だが)以前日本政治は55年体制という体制で回っていた。そこでは自民党社会党がおおよそ2:1の割合で議席を分け合い、自民党が大部分の権力を握っていた。しかし、ときどき社会党への譲歩も行っていた。それにより社会党は左派からの支持をつなぐことができ、政権をとることなく延命していた。

自民党立憲民主党の与党ー野党体制は、これに限りなく近いと思う。日本では左派は少ないため、野党第一党が左派の支持を中心にしている限り、どうしてもこういった状態にならざるを得ない。政権を目指すためには、中道~左派を包摂した党が存在しなければいけないし、中道層を大量に自民党支持から引きはがしてくる必要があると考えれば、「中道」を軸にした中道左派でなければならないと思う。この点で国民民主党は外交安保やエネルギー政策等では保守的な面を持ちつつ、労組に基盤を持っていて労働者よりの政策を行う余地もあり、また同性婚等の社会イシューでは(自民党と異なり)リベラルな立場をとっていて、望ましい政党である。

 

②について、旧民主党は政権をとれたが、その後の政権運営に失敗してしまった。当然だが、政権が代わっても政策が実現できなかったり、あるいは政策実現の結果以前よりひどい状態になったりしては(少なくとも一般国民としては)意味がない。その点で国民民主党はトリガー条項の発動、再エネ賦課金の停止など堅実で実効的な政策を打ち出しており、またヤングケアラーやカスタマーハラスメントといった問題にも熱心に取り組む議員がおり、支持しうる(原発に前向きな点は議論が分かれることは承知しているが、私は支持している)。政策という点では、物価高とはいえ不況の中で利上げを示唆する立憲民主党や、行政インフラを削ってコロナ対策に(実際には)失敗している維新の会などはかなり危険だと思う。

 

国民民主党が前国会で予算案に賛成するなど与党寄りの動きを強めた点は、存在感を出すために迷走したというのが率直な感想である。ガソリン高対策も(効果はあるようだが)政権側の案出した補助金でずっと続いているし、政策実現の実を挙げられたとは思わない。とはいえ、勢力がないからこそこのような迷走状態にならざるをえないのであって、ここで見捨てるのではなく勢力拡大に手を貸すことが一支持者として、市民としてすべきことだと思う。

 

比例は「国民民主党」。よろしくお願いいたします。

 

(時間がないため、アジテーションにあるまじき乱文になっており、恐れ入るばかりである)